飲食店におけるインスタグラムは “功>罪”

飲食店における人材確保が困難を極める一方、少ない席数、限られた人数で営業している店舗の中には「半年後まで予約で満席」「朝9時配布の整理券が無ければ今日食べられる保証はありません」など、桁違いの繁盛店が増えてきた印象があります。

「噂が噂を呼ぶ」ゾーンに入れば、その評判を確認しようとSNSで店名が検索され、お客さんたちがアップしたフォトジェニックな料理とポジティブな感想が並び、訪問意欲を刺激してさらに予約が増えるという好循環。

こうなると「19時に一斉サーブ、遅刻厳禁」「12時と19時の二部制のみ」「その日の食材が切れたら終わり」など、店舗側が在庫も集客も完全コントロール可能な超効率的経営が可能となります。キャンセルが出ればSNSで発信、数十分後には穴埋め完了と、飲食店にありがちなリスクを全て排除した安定感抜群の理想形が完成します。

現在の飲食店は「積極的に”インスタ映え”を利用する派」と「時代の流れだから仕方ない派」「撮影禁止派」に分かれる傾向があるようです。

例えばお寿司屋さんでは、”インスタ映え”ありきの新作料理を考えたり、親方が積極的に撮影に応じるところもあれば、(いちいち写真撮ってないで早く食べてくれないと味が落ちちゃうよ)(写真撮って何が面白いのかな…)と思いつつも黙っている親方、「雰囲気が壊れるし、他のお客さんが不快に思うから撮影禁止!」と表明するお店などポリシーはさまざまです。※実際に他のお客さんがインスタ画像に写り込んで後日トラブルになったことがあるそうです

とあるフランス料理店では、「お客さんがインスタにアップするから、ライバル店舗にメニューを全部知られてしまう(苦笑)」というお話も伺いました。常に料理の内容をアップデートするタイプの店舗としては痛し痒しといったところでしょうか。

それでも、自動的に顧客の新規開拓を行ってくれるSNSを上手に使いこなせれば、得られるメリットはかなり大きいと思います。

店内にインスタ撮影用の小道具を用意しておいたり、その日おすすめのメニューや食材を自らSNSで発信したり、フォロワー限定でサービスを提供したり、そういったサービスは、今後は”トレンド”ではなく”スタンダード”になりそうです。

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